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矯正歯科
矯正治療について
矯正治療は早く治療をスタートすれば良いわけでも、遅くスタートしても良いわけでもありません。
お勧めするのは、子供のころに検診等で指摘されなくても、一度矯正の専門医に相談してみると良いです。症状によって、早い時期に治療をしたほうが良いケースもありますし、永久歯がある程度生え揃ってから、ケース別に最適なスタート時期が変わってきます。
成人の場合でも、矯正治療は可能です。最近は、口元への美意識の高いことから審美的に改善することはもちろん、口腔内の予防的な意義から、多くの方が矯正治療を行っています。
また、ご自身の引っ越し、転校などについても考える必要がありますが、当院では矯正治療を強制はしません。矯正相談の費用は¥2,100となります。歯並びや噛み合わせが気になる方は、是非一度お気軽に相談にきてください。
小児の歯科治療の前に
歯並びは、口の中の健康だけでなく、心と体の健康に大きく関与しています。歯並びが悪いとさまざまな支障をきたします。
(1)審美性
歯並びでお顔の印象は大きく変わります。整った美しい歯並びは美しい笑顔をつくり、相手に好印象を与える重要なポイントであると言えます。
(2)咀嚼(そしゃく)機能
歯の最も大切な役目はものを食べる機能です。前歯で食べ物を噛み切り、奥歯で噛み切られた食べ物をすりつぶして、食道を通じて飲み込みます。咀嚼機能の低下は胃腸障害の原因にもなります。また噛む刺激が脳に伝達し、体の成長にも大きく影響してきます。
(3)発音
歯並びや歯の喪失は発音に大きな影響を与えます。歯並びが悪い方や歯の喪失本数が多い方の発音は、とても聞き取りづらく、コミュニケーションにも悪い影響を与え、精神的にも大きなストレスがかかります。口の周りの筋肉にも影響してきます。
(4)むし歯や歯周病のリスク
むし歯も歯周病も細菌感染症です。歯並びが悪いと、食事の後の汚れを取りづらく、細菌の巣であるプラークや歯石が残りやすく、むし歯や歯周病になりやすいといえます。
(5)顎関節症(がくかんせつしょう)
顎関節症は耳の前あたりにある下顎の関節のことで、口を開けたり閉じたりしたときに動いている部分です。「あごの関節が痛い」、「あごを動かすと音がする」、「口が開かない、または開きづらい」といった症状が特徴です。最近、特に若い女性の方に増えています。顎関節症の方の中には下顎が横にズレていて、顔がゆがんでいるケースも多く見られます。また、頭痛、肩こり、腰痛など全身症状を併発している方も稀ではありません。
矯正治療までに流れ
初診・相談
噛み合わせ歯並びについて、診察・チェックしていき、適切な開始時期や矯正料金の目安についての相談・説明を行います。
精密検査
歯や顔のレントゲン、口や顔の写真、歯型など、治療計画に必要なデータを取ります。
診断
精密検査の結果をもとに現在の状態、治療計画、治療方法、矯正料金などについての説明を行います。
治療
部分矯正の場合
永久歯の全体的治療
※基本的に4週に一度の来院です。
こどもの矯正
早期治療(第一期治療)/ 6~12歳
基本的に4~6週に一度の来院です。
成長観察
基本的に3~4ヶ月に一度の来院です。
永久歯の全体的治療(第二期治療)/ 12、13歳以降
基本的に3~4週に一度の来院です。
おとなの矯正
永久歯の全体的治療
※基本的に4週に一度の来院です。
保定予後観察
来院の間隔は1ヶ月、2ヶ月…と、徐々に間隔を開けながら観察していきます。
治療終了
経過観察にて問題がなければ、治療は終了です。
矯正のいろいろ
「治療方法や装置は、診断で決まります。」
矯正治療では、まず診断をして治療目標を決めます。つぎに目標達成のための計画を立てます。その時に、治療方法や装置を決めます。つまり、治療目標が設定されなければ、治療方法や装置を決めることができません。矯正装置はいろいろな種類のものが考案されていますが、どのような目的にも使える万能の矯正装置というものはありません。また、一つの装置だけで矯正治療が終了することもありません。治療計画に従って、それぞれの治療ステップの目標達成に有効と思える装置を順次選んで使用します。
プレート装置
(顎を拡げたり、歯を動かしたりします。さまざま色があり、選ぶことができます。
(取り外しのできる装置です。)
マルチブラケット装置
歯並び噛み合わせを治す装置です。透明なゴムはもちろん、いろいろな色のゴムの組み合わせもできます。
取り外し式の矯正装置
見えない矯正装置とも言われ、透明な薄いマウスピースのような装置を付けて歯並びを改善していく矯正装置です。
舌側矯正(裏側矯正)
歯の裏側にブラケットを位置づけ、手前からではブラケットが見えないようにできます。
矯正治療Q&A
症状、年齢によって治療開始時期が異なりますので、気になった時点で一度ご相談されることを、お勧めします。
治療開始時期について、一通りご説明いたしますが、詳しくは精密検査を受けていただくことにより、具体的な判断が可能となります。たとえば、すぐ始めなければならない場合、歯の萌出を待つ場合、成長発育を待つ場合などに分かれると思います。
成長が完了してしまった大人でも、矯正治療は可能です。
年齢の若い方が骨の新陳代謝が盛んな分、治療が早く進むということは言えますが、大人の場合どうしても治そうという強い意志があり、治療への協力が得られるので、充分に満足すべき治療結果へとつながります。
治療期間は症状や年齢によって違いますが、1年半~2年半位要する人が多く、少なくて1年以上、長いと数年にわたることもあります。治療開始後の通院は月に1~2回程度で、治療時間は15分から長くても1時間程度です。
健康保険が適用されておりませんので、自費のお支払いになります。(特別な場合を除きます。)
費用は症状・期間によって異なりますが、開始前に検査を行い、それに基づき現状の問題点を洗い出します。
それいより、治療方法、治療時期や期間、費用とその支払い方法(分割可)などの詳しい説明をいたします。
また、治療費用につきましては、当院では総額表示していますので、終了までいくらかかるのかというご心配はありません。
基本的に歯に金属やセラミックなどのマルチブラクット装置を装着します。
針金は、細いもの太いものを最適な歯に装着し、結んで動かします。
取り外しのできる装置を使う場合もあります。
開始後慣れるまでは、歯に圧力が加わると2、3日歯が浮いたような痛みが出る場合もあります。
痛みは個人差がありますが、1週間ほどで慣れますので、日常生活で気になることはありません。
歯と顎のバランスを考え、必要な場合は抜くこともあります。
ただし、歯の数が少なくなっても歯並びが良くなれば、噛む機能に影響は全くありません。